先日、facebookに「ミニマリストに向けてこんなことやりましたー」って投稿したところ、こんなコメントがついた。
「無駄をなくすのは否定しないけど、それって自分の幸せにつながるの?無駄なことや遠回りに人生の幸せってあるんじゃないの?」
そっか、ミニマリストじゃない人から見ると、そう見えるんだなぁ、と。
これについて思うところがあるので、書いてみようかなと。
タイトルにも書いたけど、ミニマリスト=無駄がない人、ではない。
ミニマリストに取り組んだら、無駄が無くなるということはない。
だから、そもそもコメントの内容自体が見当違いなのだ。
じゃあミニマリストに取り組むメリットってなんだよ?って。
なんでやってんの?って思うかもしれない。
ミニマリストに取り組むということは、自分の生活の満足度を高めること、なのだ。
少なくとも、わたしはそう考えてる。
より満足度の高い生活ってなんだろう?
それこそ、人それぞれ価値観の違いというものがあるだろう。
わたしにとっての満足度の高い生活っていうのは、下記の4点に絞られる。
「ストレスがより少ないこと」
「趣味に打ち込めること」
「仕事に打ち込めること」
「仕事と趣味以外に使う時間やお金がより少ないこと」
ミニマリストを目指して物を捨てたり、時間やお金の使い方を見直したり、あらゆることをやっているけど、すべてこの4点に帰結する。
取り組んだ結果、もしかしたら無駄がなくなったということはあるかもしれないけど、それは本質じゃない。
物を捨てたり手放したりするのはなぜか?
好きだったアニメグッズや服をバカスカと手放したりしているのはなぜか?
※余談だけど、冒頭のミニマリスト目指してやったことってのは、ラブライブのを含めCDほとんど売っ払いました、だった。
それは、ものが多いということ...ただそれだけでストレスの元になると気付いたから。
それだけ趣味や仕事に打ち込めなくなると気付いたから。
それだけ時間やお金を使うことになるんだと気付いたから。
物が多いと、「掃除するのが億劫になる」「片付けの手間が増える」「修理やメンテナンスのための出費が増える」というオマケが増える。
よりストレスを減らすためには、物をなるべく減らすのが一番手っ取り早いのだ。
とは言え、いくら物を減らしたいからって、自分の大切にしているものまで減らすことはない。
大切にしたいということは、そのものに対してお金や時間を使うのをためらわない、ということだ。
だから、そういうものまで手放す必要はない。
逆に言えば、お金や時間を使いたいか...と考えてNoだったら、それは大切じゃないって言えると思う。
これが無駄をなくしていることとイコールだと言えば、その通りかもしれない。
だから、自分が常日頃からずっと考えているのは、「自分にとって本当に必要なものってなんだろう?」と「今目の前にあるこれは、本当に自分が大切にしたいものか?」ということ。
なくなっても困らないな、代わりのものがあるなと思ったら、容赦無く捨てる。
ただ、それをずっとやっているだけ。
ここまで読んでもらえればわかってもらえたと思うけど、わたしがミニマリストに取り組むのは無駄をなくしたいからじゃない。
そして、ミニマリストは無駄が少ない人、というわけじゃない。
より自分が大切にしたいと思うものを見つめ直し。
その大切なものやことに対して、時間やお金をもっと使いたいと考えて。
結果、それ以外の部分を減らしていこうと行動する。
もしかしたら、ミニマリストと言いつつも、ものが少ない必要はなくて、ものが少ないのは副産物に過ぎないのかもしれない。
だからだろうか、ものが少ないことを競い合うミニマリストが腑に落ちないのは。
自分にとって本当に大切にしているものだけが手元にあるのならば、他人がどうだろうが関係ないじゃないか。