ふえんわーくすらいふろぐ

Fuen-Works(https://fuen-works.tokyo/)の管理人のまとめ。 アニメ、IT関係、日々考えてることだったりをテキトーに書いてます。

ラブライブ!のボードゲームをプレイしてみた(戦略編)。



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ラブライブ!のボードゲームをプレイしてみた(概要編)。



前回、ラブライブ!ボードゲームのゲーム概要、感想について書きました。

今回は、それを踏まえてもう一歩踏みこんで、戦略について考えてみようと思います。

どちらかといえば、プレイ経験がある方向けに戦略を考えるためのヒントになればと思います。

自分が考えるためのノートとも言えるかもしれません。

思いつくままに書いてますので、ちょっと散文的な書き方になってるかもしれません...。

ご容赦ください。



まず、ゲームの終了条件を振り返ります。



1. いずれかの参加者の場にカードが10枚出されること

2. いずれかの参加者のファンの数が21人以上になること 



複数回プレイして思いましたが、2の条件で決着することはほとんどない気がします。

だいたい21人以上のファンができる前に、場にカードが10枚出されて終わると思います。 

4、5回プレイしましたが...最終的なカウントでようやく21人を超えるというのが1回あったかなぁ。

そんなレベルです。



それを踏まえると、重要なのは以下だと思います。



1. 誰かが場に10枚カードを出す前に、いかにファンの数を増やすか?

2. 自分がファンが一番多いという状況のまま、どうやって早々にゲームを終わらせるか?



であれば、最初にやるべきは誰より早くどれだけファンの数を増やせるかでしょう。



さて、ではファンの数はどうやって増やすか?

これは一つしかありません。

このゲームでは、即時効果あるいはセンター・サイド効果などカードの効果を使う以外にファンを増やす方法がないんです。

これがこのゲームの戦い方を理解するためのポイントになると思います。

そこで考えるべきは、まず、いかにファンを増やすカードを場に出せるか、ということになります。



ファンを増やすカードが手元になければ、まず手元に持ってこなければなりません。

方法はいくつかあります。 

一つは、山札からカードを引きまくる。

カードの効果で山札からカードを引けますし、引きまくったり捨てカードを山札に戻したりすることで山札の回転率を上げることができます。

二つ目は、他プレイヤーから奪う。

手札から奪うカード、場から奪うカードなどがあります。

ただ、いずれも注意すべきは自分のターン開始時点で手札は7枚にしなければならないことです。 



余談ですが、手札から捨てるカードもポイントになってきます。

どれを捨てるか、はもちろん大事です。

ファンを増やすか、他プレイヤーを邪魔するか、自分のスコアを上げるか...どんな方針をとるかで捨てる手札が変わります。

また、捨てた手札は他プレイヤーに回る可能性があることも忘れてはいけません。 

山札がなくなれば、捨て札は山札となるからです。

ただ、自分は一番大事なのは、捨てたカードの枚数だけ自分のスコアを上げることができるということな気がします。

ターンの最初にスコアを上げるので、この方法でスコアを上げることで、そのターンに使用できるようになるカードも出てきます。 

他のプレイヤーを出し抜くことができ、地味に大きな差になると思います。



話を戻します。

続いて考えるべきは、 いかにファンを増やすカードを場に出せるか、です。

ファンを増やすためには、カードを出さなければならない。

しかし、ファンを増やすためのカードというのは勝敗に直結しますので、使用するためのスコアのコストが段違いで多いのです。

であれば、使用する前にそれだけスコアを増やしておかなければなりません。

ここにジレンマがあります。



ファンを増やすには、ファンを増やすカードを出さなければならない。

ファンを増やすカードを出すには、スコアを増やさなければならない。

他のプレイヤーを邪魔するカードを出すにも、スコアを増やさなければならない。

そしてスコアを増やすには、スコアを増やすカード出さなければならない。

しかし、場に出せるカードは計9枚までです。

10枚出してしまうとゲームが終了してしまうため、戦うために出せるカードは実質9枚までなのです。

あまりにスコアを上げるカードや他プレイヤーを邪魔するカードを出しすぎると、ファンを増やすカードが出せなくなります。

ファンを増やしたい→スコアを増やしたい→カードを場に出したい→出せるカード枚数の限界...というジレンマの構図がある訳です。

このジレンマをうまくすり抜けて、ファンを増やすカード、他プレイヤーを邪魔するカード、スコアを上げるカードをバランスよく出せるかどうか。

それが、このボードゲームを戦うためのキーポイントになると思うのです。



しかし、このジレンマを逆手に取る戦略もあります。 

例えば、ファンは自分が一番多いという状況で、コスト無しカードを一気に出して場のカードを10枚にする。

そうやって不意打ちの勝負を仕掛けて、一気に価値を狙う戦略をとることができます。

また、ファンは自分が一番多いという状況で、ひたすら他プレイヤーの邪魔に徹するという方法もとれると思います。

相手の手札を捨てさせたり、カードを奪ったりと直接的な邪魔ができます。

あるいは、ファンを増やすカードや邪魔をする強力なカードを、自分の手札に止めておいて使用させない...といった間接的な妨害もできそうです。

こんなふうに、状況に合わせて様々な戦略をとることができる、相手が出したカードや手元に来たカードを見て途中で戦略を変えることができるのが、このゲームのおもしろいところです。



これら戦略を練ったり、どの戦略を取るかを選ぶためには、他のプレイヤーの場のカードや、スコアの状況もいつもチェックしておくのは欠かせません。

相手の言動、捨てるカード、毎ターンどの効果を使っているかも、見逃せません。

そんな部分にも戦略性が出てきます。



いかがでしょうか。

まだこのゲームは発売されたばかりで、必勝法や戦略は確立されていません。

今なら、まだ他のプレイヤーを出し抜くいいアイディアを思いつければ、それだけとても有利に戦える状況に持っていけると思います。

ぜひ、いろいろな戦略や戦い方を考えてみてはいかがでしょうか。



このゲームをおもしろいと感じ、このゲームのコミュニティが広がることを願っています。