感情的な出費をコントロールする。
29歳ともなると、そろそろ自分の経済状況を見なおさなければならないんじゃないか、という気持ちになる。
将来に対して不安になるし、できるか知らないけど恋人に示しが付かないし。
とは言っても、具体的なアクション等を起こせず、ただ無為に日々を暮らしてきてた。
何していいのか分からなかったし、そこまで困った事にもならなかったし。
ところが最近、あることに気づいたんだね。
それは、自分の出費 というのは、論理的出費と感情的出費に大別できるんじゃないか?ということ。
この考え方が最近、自分の出費を抑えるメソッドのひとつになってる。
論理的出費:
論理的思考に基づく出費。
率直に書けば、日常生活に必要かどうかに基づく。
例えば、以下の様な思考に基づく。
手を拭くにはタオルが必要である、手元にはタオルがない、タオルを購入する必要がある。
感情的出費:
感情的思考に基づく出費。
率直に書けば、自分の○○したい!という欲望に基づく。
例えば、以下の様な思考に基づく。
お腹がすいた、甘いモノが食べたい、チョコレートを買おう。
もちろん、論理的出費のみに絞れれば理想的だし、日々の出費も抑えられる気がする。
ただ、それでは味気ない日々になっちゃうし、生きてておもしろくもなさそう。
だから、 感情的出費を否定はしないし、できない。
けど、感情的出費をコントロールする必要はあると思う。
いちいち感情に縛られてたら、あとあと後悔するしね。
そんなんで自分が本当に欲しいものが買えない、なんて悲しいじゃないか。
だから、最近自分は何かものを買う、あるいは何かに出費する時、以下のことを考えてからお金を出すかどうか決めてる。
大概のことはこれで思いとどまることができる。
1. この出費は突発的な欲望によるものではないか?
なんとなく、その場の空気に飲まれて...とかあるよね。
映画館のポップコーンとか、某浦安のレジャーランドでのおみやげとか。
そういうの、なんとか踏みとどまる。
映画館では飲み物しかオーダーしない。
2. この出費を、1ヶ月後の自分は覚えているか?
大抵の出費は1ヶ月後の自分は覚えちゃいない。
1ヶ月前に勢いで買ったアイスクリームも、匂いにつられて買ったクレープも。
それは本当にお腹が空いてた時だけ買えばいいし、誰かの付き合いの時に買ってもいいよね。
3. この出費をしないことは、1ヶ月後の自分に悪影響を与えるか?
大抵の感情での出費はなくても困らない。
モデルに惹かれて買った服も、アニメの影響で買った原作マンガも。
っていうか、その原作マンガ、ホントにおもしろかった?
4. (なにか物を買うとして)これはなくては困るものか?
自宅にないと困るものってホントにわずかなもの。
ゲーセンで取ったフィギュアとかいらないし、カバンも今あるのが使えるじゃん。
5. (なにか物を買うとして)これはすでにあるもので代用、あるいは兼用ができないものか?
可愛いコップとか、カッコいいアクセとか見ると欲しくなるよね。
でもそれ、自宅にあるマグカップがあればいらないじゃん。
今使ってるアクセあれば問題ないじゃん。
6. この出費は条件反射的なものではないか?
好きなアニメのグッズとか、条件反射で買ってない?
それ、半年後にはもう覚えてないでしょ。
使ってないでしょ、しかも使う予定もないでしょ。
そんなん必要かね?
これだけ考えた末、やっぱり必要だと思うものだけ購入する。
これでけっこう出費のコントロールができるようになったと思う。
あれこれ買うことがなくなったし、必要な物とそうでない物への出費のメリハリが付けられるようになった。
出費全体を抑えられてることもあるけど、なによりあとあと後悔する買い物がなくなったと思う。
男は大きな出費を気にしても小さな出費は気にしない、女は小さな出費は気にしても大きな出費は気にしない。
つまり、男女で気にする金額の大小があべこべ、なんて言うけれど、男だろうと女だろうと、小さな出費だろうと大きな出費だろうと、いちいちこだわるべきだと思う。
とりあえず、出費に関しては否定的な部分に着目したほうが切り捨てやすいというのが29年生きて感じた事。
出費のみならず、なにかを取捨選択するときはデメリットに注目したほうが後ろ髪引かれないよね。
次は、出費全体を抑える方法を考えないと。
それがなかなか難しくて困っているんだけど。