リライト版:
アニメオタクだけどミニマリスト化に取り組んでみた、改。 - ふえんわーくすらいふろぐ
オタクというのは、日々物が増えていきます。
アニメの円盤、ゲーム、マンガ、ラノベ、同人誌、キーホルダーやポスターなどのグッズ、特典でもらったポストカードやコースター、フィギュア...etc。
また、パソコンに保存するデータも日々うなぎ登りに増えていきます。
わたしもそんな風に、手持ちの物やデータがガンガン増えていく人間でした。
わたしはもう18年ほどオタクをやってます。
18年もオタクをやっていれば、手持ちのオタク関係の物を大量に抱えていました。
そんなわたしですが、おととしからミニマリズム化に取り組んでいます。
キッカケは、いくつかあるのですが...。
部屋に荷物が溢れてて掃除が億劫。
引っ越しの時の片付けが大変。
持ってるだけで特に使わないものに意味があるのか?
..などなど感じた結果、「モノを減らそう」と決意したのです。
それにしても、オタクとミニマリズムは相性が悪い。
わたしはミニマリズム化に取り組んでいる中で、ほとほとそれを感じました。
先ほど書いた通り、オタクはとにかくモノが多い。
ミニマリズムに取り組むということは、モノを手放すということですが、その行為を通して自分の意識改革に取り組むことでもあります。
それにより、自分の物欲のコントロール、時間とお金の最適化という結果を得ることができる。
オタクというのは欲望に弱い生き物だと考えていますが、そのコントロールができるようになったのが、自分にとっては大きな成果かなと感じています。
それでは、わたしがどうやってミニマリズム化を進めているかを書いていきます。
なお、こんなこと気にしてる時点でオタクじゃない!という意見もありそうな気がします。
でも自分がオタクかどうかというのは、結局のところ自分視点だと思うので、そこは許容してください。
考え方や取り組み方についても、賛否両論あると思いますが...まぁひとつの考え方ということで。
大前提は、自分の日常生活に危機感があること
そもそも「モノが多いなぁ」だとか「散財や失敗した出費が多いなぁ」という危機感がなければ、ミニマリズム化には取り組めません。
日々の暮らしで「自分は何かがまずい、なんとかして現状を変えたい」という原動力がなければ、ミニマリズムに取り組むことはできないし、取り組んだとしてもすぐに元に戻ります。
わたしも、この第一歩をクリアするのに相当な期間を使いました。
大事なのは、一気に減らそうと考えないこと
では取り組むとなった時に、どうするか。
ミニマリズム化を進める上で、モノを減らす行為は必須です。
しかし、大事なのは一気に減らし過ぎないことです。
ダイエットでも同じで、一気に体重を落とそうとしてもうまくいきません。
少しづつ、モノが少ない自分に鳴らしていく必要があるのです。
さらに、AとBとCがあったときに、すべて一度に捨てるのではなく、そのうちのCだけまず捨てる...といったような減らし方をします。
しばらく経って、AとBを比べて、今度はBを手放そう...といったように段階を踏むのです。
そうすることで、自然とモノを手放すことに抵抗がなくなります。
まず減らすべきは、使われずに眠り続けてるグッズ
さて、実際にモノを減らしていきます。
まずわたしが減らそうと考えたのが、日常で使わないグッズです。
クリアファイル、ハンカチ、ポスター、キーホルダー、缶バッジなどなど、わたしはそのあたりの数がとても多かったです。
ここで大事なのは、自分の好きなコンテンツとそうでないコンテンツの取捨選択です。
自分の人生の中で、「これだけは誰がなんと言おうと自分が好きなコンテンツ(あるいはそれに出てくる嫁)だ!」というものがあると思います。
それは一旦除外して取り組みます。
ちなみに、自分の場合は「恋と選挙とチョコレート」の東雲皐月さん、「ラブライブ!」の東條希ちゃん、「ラブライブ!サンシャイン!!」の黒澤ダイヤさんはどうしても譲れないコンテンツ(と嫁)でした。
中でも、東雲皐月さんはもっとも敬愛する嫁です。
なので、最初の段階ではそれらは除外しました。
そうやって、まずは手を付けない聖域を決め、それ以外の範囲で手放していきます。
もちろん、それでも手放せない物というのは出てくるので、それはそれで保留にしておきます。
この行為を数ヶ月に一度のペースで取り組んでいきます。
そうすると、前回保留にしたものについて再度判断をすることになります。
その時点で、「もういいかな」と思ったら手放していくのです。
手放すものは、まとめて梱包して駿河屋のかんたん買取へ
では、手放すと決めた物はどうするか。
もちろん、捨ててもいいのですが、わたしの場合は駿河屋のかんたん買取を利用して、まとめて送っています。
点数が多いと、送料が駿河屋持ちになるので、ポストカードなんか細々としたもので点数を稼いで、送料着払いで送っています。
なお、わたしはもっとも点数が多かった時で130点近くを送り、ねんどろいどなどのフィギュアが30点近くあったこともあって総額5万円強ほどになりました。
なかなか侮れない金額です。
フィギュアは可能な限り点数を絞って、かつガラスケースなどで飾る
フィギュアに関して、わたしはミニマリズムに取り組む前は50点以上持っていました。
しかし、現在ではスケールフィギュアが4点のみ。
ねんどろいども30体以上いましたが、すべて手放しました。
なんでかというと、自分はメンテがめんどうな人間なんだ、と気づいたからです。
なので、あまり数を持っていても仕方がありません。
ねんどろいども、最初はパーツ組み替えたりして遊ぶかな?と思って買ったものの、遊んだのは最初だけ。
加えて、あんまり大量にフィギュアが飾ってある様子が美しくないと感じるようになりました。
自分の好きなキャラ、その中で好きなフィギュアが1体いれば十分と、割り切るようにしました。
また、メンテがめんどうだということで、ガラスケースに入れるようにしました。
これなら、細かいパーツなんかを掃除する必要もなく、単純にガラスケースの上を拭き取るだけで終わる。
パソコンのイラストデータもとにかく減らす
パソコンのイラストデータもどんどん減らしました。
パソコン内に保存だけしていることに意味があるのか、と思うようになったからです。
たまにしか見ないので、持ってなくても変わらなくないか?と。
見たときだけ楽しめればいいかなと思うようになったので、そもそも保存をほぼしなくなりました。
整理する手間の方がもったいないです。
それするぐらいなら、一本でも多くのアニメを見た方がいいです。
同人誌は本棚1列まで、それを超えたら手放す
同人誌は本棚1列までと決めて、それ以上になるorなりそうってタイミングで、手放すことにしています。
これも理由としては「そもそもたまにしか読まないものに意味があるか?」という発想です。
「この中で手放すならこれかな」といった取り組み方で取捨選択しています。
ちなみに、好きな作家やシリーズの中でも「これはいまいちだったな」と思ったら容赦なく手放します。
そうでもしないと本棚1列なんてあっという間にオーバーしてしまいます。
そこに妥協はありません。
あと、大事な選択基準として、下世話な話ですが...R-18であれば興奮しなくなったなと感じた時点で手放します。
それだけがR-18の同人誌の役目ではないとは思いますが、やはりそうでもしないと際限なく増えてくので、これはそういうマイルールだと思っていただければ。
マンガは手元からなくなっても困らないな、と思ったら手放す
マンガは本棚1列という訳にはいかないので、現状は「手元からなくなっても惜しくないな」と感じるようになったら手放すことにしています。
ちなみに、そのためにはたまに読むことが大事です。
読むことで「あ、やっぱりこれはいいマンガだな」とか「前はよかったけど、今読むとイマイチだな」って判断できるようになります。
意外と、人間は過去のいいイメージを引きずり続ける生き物なので、それを避けるためです。
なお、そもそも読む気にならないマンガを手元に置いておいても意味はないと考えていますので、やっぱり手放します。
円盤も自分のもっとも好きなコンテンツ以外は手放す
CD、DVD、Blu-rayなどの円盤も放っておくとどんどん増えていきます。
しかも、ひとつひとつが高い...。
自分の場合は、手元に持ってる円盤は「ラブライブ!」関係と水樹奈々関係、そして「氷菓」、「MADLAX」だけです。
やはり、その辺りがもっとも好きなコンテンツだからというのが理由です。
それ以外のアニメについては、レンタルやネット配信でたまに見れれば十分だと思います。
ゲームは再プレイする気が起きなければ手放す、積みゲーは極力しない
ゲームは再プレイする気が起きなければ手放していきます。
また、クリア前で途中で飽きたゲームも手放します。
自分が本当にやりたいゲームであれば、途中で飽きたりなんてこともないはずです。
また、積みゲーは極力しません。
積みゲーとして持ってる間に、市場での販売価格はどんどん下がっていきます。
特典が欲しいとかそういう理由がなければ、新品や発売直後には買いません。
結果、どうなったか
それ以外にも細々とした取り組みや、オタク関係以外のミニマリズム化にも取り組んでいますが...これらに取り組んだおかげで、相当手持ちのものが減りました。
おかげで次回引っ越しはかなり楽に済みそうです。
また、ひとつひとつのもの、コンテンツを大切にするようになりました。
オタクであるわたしが言うのもアレですが、やはり二次元嫁が何人も何人もいるのは不健全だと思います(そもそも二次元嫁自体が...と言うのはここではナシ)。
さらに、自分の好き嫌いがはっきり自分で理解できるようになりました。
このコンテンツが好きじゃないのはなんでだろう?
このゲームを再プレイする気が起きないのはなんでだろう?
って自問自答を重ねたからだと思います。
オタク的にいいことかどうかは分かりませんが、少なくとも前よりもお金の使い方に納得いくようになったし、自分としては幸せです。
と言うわけで、オタクでも取り組めるミニマリズム化に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、オタク関係以外も含むミニマリズムへの取り組み方について、わたしはこの本が相当参考になりました。
ぜひ、読んでみてください。