ふえんわーくすらいふろぐ

Fuen-Works(https://fuen-works.tokyo/)の管理人のまとめ。 アニメ、IT関係、日々考えてることだったりをテキトーに書いてます。

オタク文化のマジョリティ化について思うところ。


昨今、オタク文化が世間的なポジションとして、マジョリティ化してきたのをとても感じます。

いろんな会社やお店でアニメやゲームなどのコンテンツとのコラボ。

スマートフォンゲームでは萌え絵を使ったキャラクターが登場するものがランキングの多くを占め。

学生の間でもクラスの大人数がアニメを見たりすると聞いています。

自分の学生時代では考えられなかったことです。

 

わたしは13歳のころにオタクとなり、そろそろ18年が経過しようとしています。

13歳でオタクになった、というのもあとあとになって思い返してみれば...というもので、当時は自分がオタクだって自覚はなかったです。

 

あのころ、教室内でアニメやオタクコンテンツに接してそうなのは、クラスでも目立たないスクールカーストの下位。

いかにもオタクっぽいヴィジュアルをした人間だけでした。

ONE PIECEとかNARUTOとか、メジャーなのはみんな見てたようですけどね。

一方で、わたしはそういうのも見ていましたが、好きだったのは「機動戦艦ナデシコ」、「Kanon」、「シスタープリンセス」などなど。

明らかに毛色が違います 笑

 

個人的には、そんなオタクコンテンツがマジョリティ化するにつれ、嬉しいと思う部分と残念だと思う部分が浮き上がってきています。

今回はそれを書いてみようと思いました。

 

まずは嬉しいところ、3つ。

 

 

嬉しいところ、その1「いろいろなコラボが増えた」 

 

今やいろんなアニメなんかとのコラボレーションが増えました。

食品、飲食店、ファッションブランド...10年くらい前までは信じられない話です。

昔はみんなしてあんなにバカにしてたじゃねーか、という気持ちがないでもない 笑

 

個人的に嬉しかったコラボといえば、STUDIOUSとるろうに剣心のコラボでした

 

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剣心と志々雄真実のブレスレットが発売されたのですよね。

あとあとでSTUDIOUSのマネージャーの方と知り合ったのですが、その方曰く「STUDIOUSはアニメとのコラボはうまく行かない」そうで。。。

 

思い出があるコラボといえば、ピザハットラブライブ!のコラボ。

 

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神田駅近くの高架下のピザハット神田店が「ピザハット 音ノ木坂店」としてオープンしたのでした。

デリバリーは家が遠くて不可だったので、テイクアウトでピザを買ったのですが...自宅まで持ち帰れなかった 笑

仕方ないので近所の神田児童公園で食べました。

 

 

嬉しいところ、その2「オタクだと名乗るハードルが下がった」

 

昔はオタクと名乗ると確実にバカにされましたね。

今やオタクとは行かないまでも、アニメを観る人も増えましたし、オタクですと名乗る事に抵抗はだいぶなくなって来たと思います。

まぁ今でも人によっては...というところですが。

 

 

嬉しいところ、その3「オタク友達が作りやすくなった」

 

昔はネット関係でしかその手の知り合い、友達は作れませんでした。

もしくは、友達の友達とかね。

そういうツテで作る友達もよかったんですが、最近はやっぱりSNSなんかのネットがらみが増えました。

 

最近、わたしがサークル活動している「浦の木坂ボードゲーム研究部」も、Facebookラブライブ!グループがキッカケでしたし、オフ会の幹事もそのグループのオフ会でした。

 

ちなみに...わたしはJAM AKIHABARAというメイドカフェによく行くのですが、そのカフェを最初に紹介してくれた(っていうか連れてってくれた)のは、中学の友達の友達でした。

そういうツテも活きてはいると感じています。

 

 

続いて、今度は残念なところ、3つ。

 

 

残念なところ、その1「『勘違いオタク』が増えた」

 

メディアで取り上げられたりコラボレーションが増えたりと、世間的な認知が増えているのは事実です。

...が、それはアニメやオタクというものが受け入れられていることとイコールではないと思います。

やっぱりアニメが好きとというのはどこかおかしいし、オタクという人種は変わり種が多かったり身なりに気を遣わない人が多いのです。

 

にも関わらず、アニメは世間から認められてるんだ!と勘違いをしたような行動する人が増えたような。

聖地巡礼で場所を占拠したり、騒いだり、マナー違反をする様子はもはやDQNと変わりません。

 

わたしはいつも、結局オタクというのは世間から見たら異端だと思っています。

なので、ちゃんとその場その場でわきまえた行動をとるように心がけてます。

それがオタク文化の認知と地位向上になると思っているから。

しかし...それができない人の多いこと。

 

 

残念なところ、その2「似たような系統の作品が多く出回るようになった」

 

別に似てる作品がいくつか出るのは仕方ないと思うのですが...それにしても多すぎやしないかなぁ、と。

いわゆる石鹸枠のアニメとか。

日常系アニメとか。

異世界ものでも設定が似てたりとかね。

 

個人的には、そういうよくあるフォーマット...異世界設定を使って全然別のことを狙ったような作品に惹かれます。

少し前に見かけたのは、異世界転生したけど会話ができなくて言語解析するという作品でした。

こういうのがもっと増えてほしい。

 

架空の言語をゼロから解読していくおもしろさ ネット小説「異世界転生したけど日本語が通じなかった」が話題に

わたしはこれの文庫化を渇望しています。

電子書籍とか苦手。

 

 

残念なところ、その3「コンテンツに奥深さがなくなった」

 

一昔前のコンテンツといえば、メディアミックスや設定の奥深さ、作り込まれた世界観とかが多かったように感じます。

...が、最近の作品はキャラ設定やそのキャラ性(可愛いとか)で売ってる作品がやたら増えたように感じます。

そういうのが嫌いというわけじゃないのですが、なんだかインスタントにコンテンツを生成と消費しているようで、ふと思い返すと全然内容を覚えてなかったりします。

それってその場その場で快楽を求めるのとなんか似てるなぁなんて深読みしてしまって、あまり楽しめない自分がいます。

 

最近観たのだと、「PSYCHO-PASS」が設定やテーマが作り込まれてて、とても惹かれました。

厨二くさいといえばそうなんですが、ああいう観る方に問いかけてくる作品が好きです。

 

オタクとしてハマったキッカケは「機動戦艦ナデシコ」でしたが、これもまた設定や世界観が作り込まれ、劇中に伏線がいくつもあった作品でした。

劇場版ではアニメ本編とのギャップがあるのもいいですね。

 

あとは、P.A.WORKSのオリジナルアニメは、キャラに魅力を持たせつつオリジナリティがある変わった子が多い...のに、ちゃんとストーリー性がある、もしくはしっかりしているので好きです。

花咲くいろは」、「SHIROBAKO」、「TARI TARI」とかね。

 

 

さてさて、昔からオタクをやっているみなさんは、最近のオタク事情をどう思いますか?