キッカケ
これは2020年4月の話です。
すっかりエントリで書くのを忘れてました。。。
ちょうど弊社で在宅勤務が始まったころ。
うちのアパートは築30年のボロアパートですので、そんなリッチなインターネット回線じゃありません。
なので、平均2.6Mbpsくらいしか速度が出ない、よわよわ回線でした。
コロナ禍以前はそれでも特に気にせず「ときどき動画重いけどまーいっか」で済ませてました。
でも、在宅勤務となるとちょっと不安です。
「ネット回線が重くて仕事できないなら、出社してください」ってなる可能性あります。
環境的にも嫌だし、自分でも「それはあまりにバカバカしすぎる」と思いました。
そこで、以前から考えていた、IPv6化をこのタイミングで実施することにしたんです。
今のインターネット回線が遅いのは、PPPoE接続を使用しているからです。
これをIPoE接続に切り替えれば、引っ越しをしなくてもかなりインターネット回線の速度は上がるはず、と思ってました。
※IPoE接続にするとIPv6で接続にすることになるので、正確に言えば「IPv6に変えたら」ではなく、「IPoE接続に変えたら」が正しいです
なぜPPPoE接続だと遅いのか?というのは、このブログの趣旨からは外れるので、各自で調べてください。
切り替え準備
ではIPv6(IPoE接続)に必要なものを準備します。
主に2つです。
1.プロバイダの「IPoEオプション」に申し込む
2.IPoE接続可能なルータに切り替える
それぞれ説明します。
1.プロバイダの「IPoEオプション」に申し込む
そもそもプロバイダが対応してないと、IPoE接続にできません。
自分が使っているプロバイダが、IPoE接続に対応しているかどうか、確認しましょう。
ちなみに、自分はIIJmio光を使ってますが、ちょうど2020年1月から「IPoEオプション」が無料で使えるようになりましたので、これに申し込みました。
2.IPoE接続可能なルータに切り替える
もともとBUFFALOのルータを使ってましたが、IPoE接続には対応してませんでした。
そのため、新たにIPoE接続ができるルータを買いました。
いろいろ悩みましたが、NECのAterm WG1800HP4を選びました。
Aterm WG1800HP4はもう販売終了してるところもあるようなので、Aterm WG1200HS3とかいい感じだと思います。安いし。
あとは、ルータの設定画面で、「transix」を選ぶだけです。
これはプロバイダしだいで、v6プラスを選ぶこともあるかと思います。
変えた結果
ぶっちゃけ、やる前は期待半分くらいの気持ちでした。
これが変更前(PPoE接続、IPv4)。
これが変更後(IPoE接続、IPv6)。
ここで重要なのは、ダウンロードの速度が2.61Mbps→90.9Mbpsに、およそ35倍になってることです。
なお、うちのアパートはたぶんVDSLですので、どうやっても100Mbpsまでしか出ません。
そう考えると、理論値100Mbpsにかなり近い値が出てることが分かります。
ちなみに、IPoE接続(IPv6)の場合、80~90Mbpsで多少ブレますが、この範囲内だとストレスなくインターネットを使えます。
一方で、PPPoE接続(IPv4)の場合、2~4Mbpsの範囲ですが、2Mbpsのときと4Mbpsのときとでは多少違うなって感じます。
もちろん、問題なく在宅勤務もできてます。
まとめ
いやー、正直ここまで変わるとは思ってませんでした。
理論値100Mbpsに近い速度まで出るとは。
もっと早くやっておけばよかったかなぁ、と思いました。
特に、18~24時の一番混雑する時間は地味にストレスだったので、それを気にしなくてよくなったのは大きいです。
もし、自宅のインターネット回線がかなり遅い!という方は試してみてください。