ふえんわーくすらいふろぐ

Fuen-Works(https://fuen-works.tokyo/)の管理人のまとめ。 アニメ、IT関係、日々考えてることだったりをテキトーに書いてます。

μ's原理主義者を名乗る人がAqoursを批判してたので、自分の意見をまとめてみた。

 

少し前の話だけど...Twitterでμ's原理主義者を名乗る人が、こんなツイートをしてた。

 

 

読んでるだけで頭の悪さが伝わってくるというか、イライラしてくる内容なんだけど。

自分はこの意見に対して99%同意できないし、いくらでも反論が思いつく...というか、批判する価値もない。

※そもそも、批判する対象についてTwitter他で断片的に集めた情報でしかない、というのが批判の前提条件を満たしてない。

適当なコメントしてるワイドショーのタレントかよ。

 

けどまぁ、そんなもん書いてもなにもおもしろくないし実にもならないので、この意見に照らし合わせつつ、今のプロジェクトラブライブ!界隈に対する意見や考えを書いてみることにした。

ちなみに、わたしは2013年秋頃からラブライバーで、もうすぐライバー歴5年になります。

 

 

分析のために、まずはμ'sとAqoursを比較しようか。

分析のためには比較が有効だ。

コンテンツとしての評価を比較するのはよくないと思うが、分析のための比較は有用だ。

違いが分からない人のために説明すると、分析のための比較はただの事実確認に過ぎない

評価のための比較は、好き嫌いという感情を比較することになるので、やるだけ不毛だし、やるべきでない。

 

ラブライブ!とは何か。

みんなで叶える物語。

みんなで叶えたその結果、μ'sは東京ドームライブという結果を残した。

 

Aqoursはどうか。

Aqoursも同じく「みんなで叶える物語」というコンセプト。

けど、その目指すゴール...μ'sとAqoursではコンテンツとして目指すもの、方向性、コンセプトがまるで違う。

あくまでオタクが好きなアイドルであったμ'sに対し、世間広く人気が出るような要素を取り入れているのがAqours

 

 

Aqoursはμ'sが作ってきたものを利用しているだけだ、という意見について、「なにを当たり前なことを」と思う

μ'sは劇場版で「スクールアイドルはこれからもどんどん続いてく、広がってく」と言っていた。

現実的な解釈をするならば、μ'sが築いたラブライブ!というブランド力をさらに広げているに過ぎない。

ゼロから作り上げたμ'sでは予算的に難しかったことでも、Aqoursのコンセプトだからこそできるようになったというところ。

なにもおかしなことはない。

世の中にはOEMだとか、事業譲渡といった似たような事象がいくらでもある。

それが世の中であり、社会というものだ。

いまさらなにをいっているんだろうと思う。世間知らずかよ。

 

 

じゃあ、ここからは個人的な好みを元に書いていこうと思う。

 

作品で言えばこんな感じ。

 

ラブライブ!1期>サンシャイン!!1期>>>ラブライブ!劇場版>>>サンシャイン!!2期>=ラブライブ!2期

 

ラブライブ!1期とサンシャイン!!1期にはちゃんと物語性があった。

ラブライブ!1期では、挑戦、挫折、再生の物語がちゃんとある。

なんのためにアイドルをやるのか?という答えがちゃんと用意されている。

サンシャイン!!1期も同様。

μ'sへの憧れ、挑戦、挫折、憧れの存在との比較、再生の物語がある。

μ'sと自分たちの違いはなんなのか?という壁にぶつかり、乗り越えるのだ。

ちなみに、これだけ見て「やっぱりμ'sと同じ道を辿ってる」とか言う人がいれば、お話にならないので、両方ちゃんと見直してからきてください。

 

劇場版はどうか?

あの中によくまとめたと思うし、初見ではとてもおもしろい内容になってる。

けど、先の2つとの差は、何回か見てるとちょっとずつ違和感が出てくることにある。

 

まず、あの謎のシンガー。

穂乃果の将来の姿か?などと匂わせているが、必要だっただろうか。

いつだって飛べる!あの頃のように!...ってセリフのためだけにいるようなキャラだった。

ちょっと疑問に残る。

そして、μ'sは解散する→人気出たから続けるべきか?→やっぱみんなスクールアイドルって限られた時間の中で輝くからこそ素敵だって思ったんだ!

この流れはわかる。

けど、続けるべきか?からのその結論に対しての説明がなかった。

劇中でどれだけ時間があったのか知らないが、なんで反対してたメンバーが「やっぱり解散」と思うようになったのか?に対する説明がなく、どうも違和感がある。

 

そんなほころびがいくつかあるので、先の2つに比べるとちょっとなぁ...と今では思っている。

 

じゃあラブライブ!2期とサンシャイン!!2期はどうか...と言うと、どちらも1期と比べてあまり物語性がなくておもしろみがなかった。

キャラの深掘りとラブライブ優勝というゴールが決まっているので、おもしろくしずらいんだろうな、というのは分からないでもない。

サンシャイン!!の2期の方が好きなのは、廃校が確定してラブライブを諦め掛けていたとき、学校の生徒みんなが「浦の星の名前をラブライブの歴史に残して!」と奮起させたシーンが印象的だったからだ。

結局廃校させる展開にして、そのあとどう展開させる気なんだろう?と思ってたところにこれだったので、「そう来たかぁ」と素直に驚いた。

 

 

曲はどうかというと、圧倒的にAqoursの方が好き。

アニソンやアイドル色が強かったμ'sに比べて、Aqoursは最近のJ-POPの流行をけっこう取り入れてるなと感じる。

わたしは、普段からバンドやエレクトロ色が強い音楽を聴く人間なので、好きな音楽性というところでかなりドンピシャだった。

あと、μ'sはユニットのイメージやビジュアルでしかあまり区別してなかったのに対し、Aqoursの方はそれらに加えて音楽性でもきっちり区別をつけているところに好感を持てる。

μ'sにそれがなかった...とは言わないけども。

 

 

キャラはというと、μ'sは東條希一択だったのだけど、Aqoursはかなり迷う。

みんな可愛いのもある。

それ以上に感じるのは、Aqoursのキャラは、μ'sの各キャラの特徴を分解して再構成した結果なのかな、ということ。

 

例えば、東條希の例でいうと...

・おっぱい大きい → 松浦果南ちゃん

・わしわし(っていうかスキンシップ) → 小原鞠莉

・μ'sのお母さん的立ち位置 → 黒澤ダイヤ

 

他のメンバーも含めて細かく見ていくと、けっこうそういう部分があるように見受けられる。

したがって、μ'sの推しキャラの好きな特徴が、Aqoursでは複数のキャラにバラバラに特徴として見て取れるので、複数のキャラを好きになりやすい...と感じる。

細かく分析したら、それはそれでおもしろいかもしれない。

 

 

運営に対して要望を出すとすれば、ライブのクオリティをあげてほしいってことと、暴走気味のファン熱をちゃんと制御してほしい、ということ。

わたしは水樹奈々さんのライブに時々行くが...それと比べるとどうも演出が弱いし、ちゃっちい。

ロッコなどの乗り物に乗って出てくるわけだけど、小さすぎてファンに埋もれる。

前回のライブの時は、知り合いが「ステージが低すぎて後方はぜんぜん見えなかった」とかなり不満を漏らしてた。

そういうのを改善していってほしい。

 

そしてライブでのマナーの悪さ、事件などがかなり目立つ。

家虎もちゃんと制御してほしいところだ。

 

さらに、今回の災害でのライブチケット払い戻し対応。

発表が遅かったって意見が多いように感じた。

そういう運営のフレキシブルな対応力が弱いなと感じることが多い。

もっとちゃんと仕事してよね。

 

 

そんなこんなであれこれ書いてきたけど、結局わたしが言いたいのはこれだけ。

 

μ'sはいい、けどAqoursもいい。

それぞれいいとこ、悪いとこがある。

だから、μ'sファンがAqoursを誹謗中傷したり、Aqoursファンがμ'sをこき下ろしてもなんの価値も意味もない。

むしろ邪魔でしかない。

認めたくないのなら、それぞれ自分の世界に引きこもってればいいんだよ。

うっとうしいからしゃしゃり出てくるな。

 

好きなものだけ存在を許して、嫌いなものの存在を認めたくないのかな。

神かなにかかよ。